事例でわかる相続手続きの問合せ先。相続と言ってもニーズは様々です

「相続」とひとことで言っても、人それぞれ悩みや必要な手続きは違いますよね。相談先も変わってきます。

実際に相続手続きが必要になった時に焦らない為にも相談先を把握しておくと安心です。

この記事では事例ごとにどこに相談したら良いかわかりやすくまとめて解説します。

目次

相続に関する問い合わせ先一覧

相続手続には様々な手続きがあります。
手続の内容によって相談先が決まってくるので、今日はその内容について簡単に解説していきます。

主な専門家の問合せ一覧は次の通りです。
・弁護士
・司法書士
・税理士
・行政書士

事例でわかりやすく見ていきましょう!

事例1 相続人同士でトラブルに発展しそうな場合

相談先・・・弁護士

誰が相続人になり、相続の割合はどれくらいかは法律で決まっていますが、その通りにいかずトラブルになるケースも少なく
ありません。

現金で分けられる財産だけならトラブルにはなりにくいですが、実際には不動産や株式などの分けづらい財産もあります。

更には人間同士の感情のもつれからもトラブルに発展する可能性がありますよね。

そんな時は揉める前に弁護士さんにご相談下さい。自分たちで解決しようと試みても余計に関係が悪化し手続きが滞ってしまう可能性があります。

事例2 相続財産のほどんどが不動産の場合

相談先・・・司法書士

不動産を相続すると名義変更手続き(登記)をしなければいけません。

財産のほとんどが不動産の場合には司法書士にお問合せ下さい。

登記手続きは法務局で自分でもできますが、慣れていないと時間もかかり大変なので専門家に任せたほうが良いでしょう。

事例3 相続税がかかりそうな場合

相談先・・・税理士

相続税とは財産を相続した際に発生する税金の事です。

基礎控除を超える相続財産の額に一定割合の税金がかかります。

基礎控除の範囲内の財産であれば相続税はかかりませんが、相続税がかかる場合は税務署に申告し、納税しなければいけません。そのお手伝いは税理士に依頼しましょう。

相続税基礎控除の計算  

3000万円 + (600万円 ✕ 相続人の人数)

例)相続財産5000万円、相続人3人の場合
  3000万円 + (600万円 ✕ 3 ) = 4800万円
結果的に相続財産5000万円に対して4800万円までは相続税はかかりませんが、200万円には相続税が発生すると言う事です。

事例4 争いもなく相続税も発生しない場合

相談先・・・行政書士

相続手続に必要な被相続人の出生から死亡までの戸籍の収集や相続関係図の作成、遺産分割協議書の作成を得意としています。

また、銀行解約、財産の名義変更手続き、戸籍の収集、財産の調査等こまごまとした手続きは行政書士にお問合せ下さい。

事例5 相続放棄をする場合

相談先・・・弁護士 又は 司法書士

相続放棄は相続が発生したことを知った時から3カ月以内に亡くなった方の住所の管轄の家庭裁判所に申述しなければいけま
せん。自身で手続きをされるのが不安な方は弁護士又は司法書士にお問合せ下さい。

まとめ

「相続」と一言で言ってそれぞれの内容で相談する先が変わってくることはお分かり頂いたと思います。

いざとなった時に慌てないように、是非覚えておいてくださいね。

当事務所では、随時相続に関するご相談承り中です。

私も父を亡くし、相続手続きの大変さを経験したので、同じく相続手続きでお困りの方を1人でも助けたいと思っています。

お悩みは抱え込まず是非お気軽にご相談下さい。初回60分無料でご相談承ります。ご相談はご予約制ですので、一度お電話
でお問合せ下さい。

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